つわり期間中に自分が買ったものを見返すと…
ゴミの山。笑
普段の冷静な自分だったら絶対に買わないだろうものまで買っていたので、自分のことながら驚きです。
つわり中は、冷静な判断ができない
つわり期間中は、おそらく普段の買い物で無意識に発揮している「冷静な判断力」が期待できません。
- 少しでもつわりが軽くなるなら…
- 軽くなったという人が100人中1人でもいたなら…
- いやもはや効かなくてもいい。買うだけで心が軽くなる気がする…
と、すがりつくような気持ちで、
いつの間にかありとあらゆる「つわり対策グッズ」を購入していました。
もし、わたしのお買い物リテラシーがもう少し低かったら、
- つわりを軽減する天然石のブレスレッド
- とにかく今の辛いことがなくなるネックレス
- 辛さから解放されるお守り
このあたりも買ってたと思います。笑
とくに「つわりを軽減する天然石のブレスレッド」なんて、「この天然石が女性の子宮のチャクラに効いてどうたら〜〜」みたいな説明をされたら、普通に買ってた気がするなあ😂
つわり対策に買ったもの一覧
わたしが「つわり対策」として買ったもので、特に役立ったものはありませんでした。
1. 妊活中の人が飲む健康ドリンク(特殊なお茶)
今考えると、「なんで妊活中の人が飲むものを、妊娠してから買ってんだ?」と冷静に自分にツッコめるのですが…
この商品のレビューの中に、あったんです。
「このお茶を妊娠後も飲み続けていたおかげか、つわりも軽くて済みました」
この一文を…!!!!
数百件のレビューがあるうちの、たったの1件ですが…その文章が、「救いの言葉」に見えました。
しかしこのお茶、めっちゃ高い。
30包ほど入っているだけで、1万円超えてたんですよ…。確か12,000円とか…。
1包あたり、400円のお茶です。
1万円を超えたものをサクッと買うことなんて、普段絶対にないのに…(絶対に熟考して、やっぱり必要なら買う)
でもこのレビューを見た瞬間、わたしの指はものすごいスピードでこの商品を買い物カゴに入れてました。笑
結局このお茶は、かなりクセのある味で…
吐きづわりのあるわたしには合わず(一口飲むごとにオエーーー!!と激しく嘔吐してしまう)
それでも「高かったから」「もしかしたら効くかもしれない」と3〜4回は頑張って飲んだけど、むしろ飲むことで体調が悪くなる(嘔吐が始まるから)ので、諦めました。
そしてそのお茶は、それ以降は押し入れにしまい込む羽目に。
味も好きじゃないので、つわりが終わってからも飲むこともなく😂
無駄すぎる…。
2. つわり専用アロマオイル
世の中には「つわり専用のアロマオイル」なるものがあるんですね…。
つわりの辛さを和らげる特別な配合(?)になっているようで、実際に買って嗅いでみると、主にグレープフルーツやカシスなど柑橘系の香りです。
変なクセもなく、万人受けする感じで、
たしかにこのアロマオイルなら嗅いでも気分が悪くなることはない…!(別に良くもならないが)
でも、冷静になると…
わざわざ割高なつわり用アロマオイルを買う必要はなかったです。笑
たしかにいい香りだけど、普通に同じような柑橘系アロマオイルが1/5の価格で売ってるぞ…?
自分で柑橘系のアロマオイルを買い集めて「自分にとって心安らぐ香り」を見つければよかったのでは…?
でも…
これを買った時のつわり真っ最中のわたしは、とにかく人頼み。
「どこかの誰かが、わたしのつわりのために安らぎの香りを配合してくれた…!もはやこれはわたしのために作られたオーダーメイド・アロマオイル…いや、嗅ぐ処方箋!!」
みたいな気持ちになってしまっていて、これも即ポチりました。
つわり中は、アロマオイルを嗅ぐ気には一切なれなかったのですが…
体調の良い日など、たまーに、思い出したように蓋を開けて嗅いでました。(辛い時は強い香りは嗅げなかった笑)
3. 手首のツボを刺激するリストバンド
これも、もはや気休め。
1,980円のツボ押しバンド。
乗り物酔いや船酔いに効く手首のツボを押してくれる位置に凸があるリストバンドです。
レビューには「めちゃくちゃ効きました!」みたいな人は一切おらず、
- 「気休めですね」
- 「効かなかったです」
- 「効いたような効かないような…」
という言葉しか並んでいないというのに…
中には、「これを利用していなかったら、もっとひどくなっていたのかもしれませんが…」みたいなコメントもあり、いやハゲの薬の定番文句かよ!と心の中でツッコミ。
この商品を販売している店の名前も「バカ売れ研究所」みたいな名前で胡散臭さ満点…(関係者の皆様すみません)
しかし不思議なもので。
それらのレビューをくまなく熟読した上で、なぜか迷いなく買っていましたね。
そして届いてからはお守りのように、律儀に両手首につけて過ごす日々。
効果は…?
もちろん、なかったと思います。
つわり中はいつも意識が朦朧としていて、付けてるのか付けてないのか自分で把握すらしてなかったのですが、付けてても付けてなくても、辛さは変わらなかったので😂
しかも、そのリストバンドを見るとつわりの辛さを思い出して心がギューッとなるので、どこかに無くしたまま今も放置してます。
もうあいつには会いたくない…
どこかに行ったまま、二度と出てきませんように…。(?)
4. よくわからないスパイス
友達が、
「つわりが辛いときは、クローブってスパイスをお湯に一粒入れて飲んだら、スーッと辛さが消えたよ」
と教えてくれて、その場で即Amazon翌日便で購入した「クローブ」とやら。
「おしゃれな友達なので、つわり対策もおしゃれなんだな〜。
今までの人生で、買ったことはもちろん存在すら知らなかった(もしかしたらカレーに入ってるかも?程度)のに、こんな謎スパイスを買う日が来るとは…。」
そんな風に思いつつ、わたしもオーガニックスタイルのつわり対策を試してみたけど…
クローブが香る白湯を口にした瞬間、
謎のお茶と同じくオエーーー!!となって、飲んでられない…。
冷静になってみれば、つわりの期間はただでさえ普段飲めてたものさえ飲めなくなるのに…
慣れてないもんは、わざわざつわり期間に飲むもんじゃないってその時学びました。
そんなわけで、料理に使う方法もよくわからないのでずっと調味料棚に眠っております、そのクローブ。
一体何に使うの…これ…?
つわり対策に買ってよかったもの
正直、つわりの症状は十人十色なので「おすすめ」とかはできないのですが…
しいていえば、まあこれはあってよかったかなと思うものを載せておきます。
ちなみにわたしの場合、
- 吐きづわり(とにかく吐く。何を食べても吐く)
- 食べづわり(すぐ食べたくなる・食べたいものが限られすぎる)
- よだれづわり(口の中によだれが大量発生して常に吐き出してないと気持ち悪い)
の3つフルコンボでした。
1. 枕カバーの替え
つわりピーク時は、風呂に10日間くらい入れませんでした。
頭皮の汚れ…気になる…。
…ていうか、自分の皮脂がついた枕が臭すぎて吐きそう。オエッ。
だから、必要に駆られて枕カバーは、2〜3日に一回替えました。洗濯は夫か実母がやってくれてたと思います。
2. 葉酸と、ビタミンB6のサプリ
どんなつわり対策記事を読んでも出てくる「唯一医学的に証明されていそうな対策」として、
とりあえず「葉酸」と「ビタミンB6」は妊娠初期には飲んだ方がいい、とのことだったので、飲んでました。
…つわりに効いてたかは不明ですが、リストバンドよりは効果あると思います😂
ただわたしの場合、途中から「錠剤を水で飲み込む」ことすら不可能になっていったので、飲めない期間もあり…。(←錠剤が喉を通る感覚がムリ&錠剤を飲み込むほどの量の水が飲めない)
それでも「体調がかなりいい日は、挑戦しよう」という感じで構えてました。その結果、全然飲まなかったけど😂
てか…錠剤飲むだけで命懸けなの、今考えても自分可哀想。
もうちょっと錠剤がつるんとしてて小さかったらなあ…。調べたらそういうのもあるのかも。(当時はそういうの調べるのすらムリだった)
3. 吐く用のボウル
あまりにも吐きまくっていて、常にボウルを携帯&ヘビーユーズしていたので、「吐く用のマイ・ボウル」があるのは助かりました。(あと唾吐くように)
わたしの唾や嘔吐物が常に入っているようなボウルを、調理用に使ってるボウルや、風呂桶と併用するのは、ちょっと…他の人がかわいそう。
あと、常にそばにいてほしい…。
わたしだけのボウルであってほしい…。
つわりが終わってからは、もう用無しとばかりに放置されてますが。
まとめ
「つわりに絶対に必要なグッズ!」というものは、つわりの症状によって人それぞれなので自信を持っておすすめはできないのですが、
つわり中はいらないものまで買ってしまう傾向があるので要注意です。
とくに、つわり期間以外の自分だったら、絶対に買わないであろうものを…
もう、それくらい…
正気を保てないくらい辛いってことなんです。つわりって。
パートナーがつわり中に変なものを買おうとしていたら…
でも、つわりの当事者じゃない限りは、
「それっていらなくね?」
などとツッコむのは絶対にやめましょう…。
「お前にわたしの辛さの何がわかるんだ!!!」って高確率で逆ギレされます。
わたしの場合、夫には何も相談せず勝手にネットで買っていたのでそういうやりとりはなかったのですが…
もし、「買っていい?」と相談して「やめとけ」とか言われたら、ブチギレてた可能性高いです。(果てしなく理不尽)
というわけで、パートナーがつわり期間中に変なものを買おうとしていても、二人の関係性を守るためにも生あたたかく見守りましょう。(=放置して買わせておく)
基本、「買いたいなら買いな」のスタンスが正解。
なぜなら、その後のつわりの辛さが「買わせてくれなかったアイツが悪い」という方向に向かう可能性があるから😭😭
つわりの辛さは、人を狂わせる…!
それに、
とりあえず、買った瞬間だけは、本人の中で「何かつわりの改善のために動けた」という達成感は得られるので…。
ただし、あまりにも高いもの・胡散臭いものを買おうとしていた場合は、
「う〜ん、それきっと、つわりじゃないときのあなたなら買わないと思うけど…どう思う?」と、一度だけ優しく聞いてあげてください。笑
それでも「買う!!」と言い張っていたら、もう買わせるしかない😂
ほんの少し、可能性として残っている「プラシーボ効果」を期待して…。
そして、つわりが終わったパートナーは、きっとその商品をつわり中に使ってみて、自分の買い物に意味がなかったことにちゃんと気付きます。
そして、それを側で見ていて「買う前からわかっていても買わせてくれた」ことに、逆に感謝してくれると思います。笑
なので、「妊娠しておかしくなった」と不安になる必要はないですし、つわり期間は優しく見守ることに徹するのがいいと思います…!
つわりが終わるまでの我慢です!!!😂