日々の生活

家の庭に、子供の誕生日の頃に花が咲く木を植える

わが家は賃貸なのですが、実家は持ち家です。

持ち家のいいところは「自分たち専用の庭」があること。

そこで家族みんなでBBQをするのが、数年前から夏の週末の恒例行事になっています。

さらに、実家の母はガーデニングに凝っているので、いつも家の庭は季節のお花でいっぱいです。

子供の誕生日ごろに花が咲く木を植える

庭には、花のつく樹もいくつかあります。

いつだったか、子供の頃に母が「このサザンカは次男の樹、このムクゲは次女の樹」などと教えてくれました。

当時、超多忙だった母にとって、子供が産まれてからの一年間の産休は、唯一のんびりできるお休み期間。(育児も大変ですが💦)

その間に、仕事がある時には絶対にできない「家のガーデニング」を進め、その度に、産まれた子供の誕生日の頃に咲く木を一本植えていたんだそう。

今でも、ただの庭木ではなくて「自分の子供や孫の木」だと思って育てるから、大事に育てられるんだそうです。

私の木

わたしは10月生まれで、わたしの木は金木犀。

目立った花ではないのですが、いつも誕生日の頃には庭だけじゃなく街中が金木犀の香りで溢れ、「自分の香りだ〜」と嬉しくなります。

次は「孫の木」を植える

この「子供の誕生日の頃に花が咲く木を植える」ことを、そんなに特別なことだとは思っていなかったのですが、結婚後にそれを知ったわたしの旦那がすごく感動。

「自分たちも、自分の子供の木を育てよう!!」

…と張り切っていたのですが、わたしたちは家を留守にする機会も多いし、マンションのベランダで育てるのも何も知識がなくハードルが高い…。

結局、母が実家で「管理が大変な木じゃなければ、育ててあげるよ。」と言ってくれたのに甘えて、2年前から母はわたしたちの子供の樹(母にとっては孫の樹)も育ててくれています。

選んだ花は…

わが子(長男)は6月の始めが誕生日なので、ナツツバキ。

「シャラノキ」「シャラ」ともよばれています。

その名の通り、椿のような花をつけるのですが、冬ではなく夏に咲きます。

夫が茶道をしていて、知った花だそうです。

茶道で使う花なだけありあまり主張は強くなく、控えめな印象の花です。(わが子の性格とは真反対!笑)

次の子は?

今度産まれる子は、予定では7月生まれ。

「次の子には、どんな花の木を植えようか?」

と、自分が育てるわけではないのに勝手に考えています。笑

木に花が咲いたら、だれかの誕生日

毎年、それぞれの誕生日が近くなる季節には庭木に花が咲き、また、家族の誰かが一つ年を重ねたことを教えてくれます。

最近では、FacebookなどのSNSの通知機能がないと家族や友達の誕生日なんて把握できませんが、

実家では誕生日の花が咲くことで「あっそういえば、もうじき〇〇の誕生日か」と思いだせます。

(そこまでしっかり庭木を見ているのは母くらいですが…)

家族が離れて暮らすようになっても、そうやって存在を感じられるのは素敵なことだなあと思います。