妊娠と出産

【体験談】2人目出産直前だけど、里帰り出産を急遽やめた話。(35週)

2人目の妊娠が発覚してから、里帰り直前まで「里帰り出産一択」だったのに…

直前によ〜くメリット・デメリットなどを考えた結果、急遽東京の病院で産むことにしました。

もともと「里帰り出産一択」だった理由

主な理由は「3つ」です。

①出産費用が、圧倒的に安いから

なによりも、理由として一番大きかったのが「出産費用」です。

愛知の地元の町で1人目の子を産んだ時は、

  • 計画無痛分娩
  • →結局、緊急帝王切開
  • 入院は合計9日間
  • 部屋はトイレ付きの個室

という条件で、結局かかったのは合計49万円ほどでした。

(緊急帝王切開になって医療保険が使えたぶん、普通より安くなったのかもしれません。)

この金額なら、ほぼ国の出産一時金(42万円)でまかなえるし、帝王切開になったことであらかじめ入っていた民間保険からも保険金が出たので、むしろ黒字に。笑

それが、同じ条件で東京で産もうとすると…かかる金額は余裕で「100万円以上」!

地元で産むのと比べて、余裕で2倍以上です。費用面で考えると、地元で産むのが圧倒的にお得だと思いました。

東京で産んだ友達や知り合いに話を聞くと、「結局130万円かかった」「すごく節約して80万円」という感じで、もう全然予算が違いました。

「お金をめっちゃ用意してないと、出産できないじゃん!!」と驚いたくらいです。

②知っている環境で産む方が安心だから

地元の病院は、1人目でお世話になっていたので、病院の方針や入院中の過ごし方もわかっています。

そういう病院で産んだ方が、入院、出産について余計な心配をしないで済むと思いました。それに、1人目の時にとても良くしてもらって全然嫌な思いもしなかったし…。

出産直後のアップダウンが激しい精神状態では「安心して過ごせること」が一番大事かなと思いました。

退院後も自分の実家で過ごせるので、母に頼れば家事をしなくてもいいし、一番楽なはず!と思い。

③地元の病院は、ご飯がめっちゃ豪華だったから

あと…理由としてはおまけ程度ではありますが、地元で産んだ病院のご飯は毎回驚くほど豪華でした!!!

朝、昼、晩と毎回豪華な食事に、おやつには美味しいケーキも。なんと「祝膳」まであって、2人分(母の分も)出してくれる親切さ。

「ここに入院すれば、またあの豪華なご飯が食べられる♪」

と、楽しみにしていたくらいです。

…そんなこんなで、費用面が一番の理由ですが、東京で産むという選択肢は頭に一切なく、地元で産む気満々でいたのですが…

本当に「これから里帰りする!」という日の前日に、考え直すことになりました。

里帰り出産を、急遽やめた理由

里帰りをやめた理由は、主に「長男のため」と「自分のため」です。

①自分が「長男とずっと一緒にいること」に耐えられないから

本当に、かわいいかわいいわが子なのですが…一緒にいると大変なのも事実…。

しかも、長男のイヤイヤ期が(里帰りの1週間前くらいから)、突如始まってしまいました。

  • 「ヤダ!」
  • 「いらない!」
  • 「ダメ!」

という言葉をどこからか覚え、ことあるごとに使い倒す日々。

「〇〇する?しようか?」→「ヤダ!」

「〇〇食べる?飲む?」→「いらない!」

「〇〇はどこかな?」→「ヤダ!」

…とにかく、何もかもに反抗。大好きな散歩をしていても、自分が行きたい方向以外に向かおいとすると号泣&大暴れ。

家でも外でも、一緒にいる間はずっと何かに反抗している状態で、ずっとギャーギャー大泣きしてます。

家で一緒にいる時間があまりに大変すぎて、

「保育園に通わせてなかったら、心身ともに確実に病んでたな…」

と、保育園に感謝する日々。

…そして、ふと気づきます。

里帰り出産するとなると…こんな状態の長男くんが、2ヶ月間毎日、24時間家にいる…?!😱

…それに気付いてしまってからは、里帰りは楽しみだったはずなのに、帰る日程が近付くにつれて、「憂鬱な気持ち」が少しずつ心の中に溜まっていきました。

実家の母を頼るにしても、

「こんな状態の長男くんを面倒見切れるのか…?」(母の負担が大きすぎる…)

という不安もありました。

 

そして、里帰りする前日。

その日は少し体調が悪かったのもあってか、長男くんはご機嫌ななめ。そして保育園から帰る道から癇癪が「永遠爆発状態」に。

何をしても何を言っても聞かず、喉が潰れそうなほど泣き喚いているわが子をどうしようもなく眺めながら、

「本当に、里帰りして大丈夫かな?」

と、考えずにはいられませんでした。

泣き疲れて、その日はいつもよりもずっと早い時間に寝た長男くん。

仕事から帰ってきた夫に相談すると、

「お金のことは気にしなくていい。みんなにとってベストな方法を探そう。」

と言ってくれ、一旦里帰りは保留にして考え直すことにしました。

③思ったよりも、金銭的負担は少なく済みそうだった

東京で産む場合、気になったのは「東京で産むことのコストの高さ」でした。

出産一時金を使ったとしても、80万円くらいは自己負担になりそう。

貯金がないわけではないけど、やっぱり大きなお金です。里帰りする気満々だったので、そんな出費は予定にありませんでした。

なので、夫との話し合いの翌日、「東京で通っている産院(愛育病院)で産んだ場合の自己負担」について、料金のシミュレーションをしてみることにしました。

愛育病院で産んだ場合、問い合わせた時点では「計画帝王切開」で「8日間入院」、「4人部屋」なら【合計90万5,000円】になるとのことでした。

やっぱり、地元の病院と比べたら圧倒的に高いです。笑

でもわたしの場合、ラッキーだったのは

  • 「港区に住んでいたこと」
  • 「民間保険に入っていたこと」

港区は、独自に出産の助成金を出していて、最大「31万円」まで助成してくれます。(本当に素晴らしい制度!!!)

  • 国による出産育児一時金の、42万円(みんなもらえる)
  • 港区による助成金の、31万円(港区民のみもらえる)

「合計73万円」は、助成金でまかなえそうでした。

そして、これはラッキーなのかどうなのかわかりませんが…

前回(1回目のお産)で緊急帝王切開になったので、今回の出産も(基本的には)帝王切開になります。

そして、帝王切開には民間保険も適用されます。(通常の出産では適用されない)

わたしは生協とORIXの保険に入っていたので、どちらにも問い合わせて詳しく聞いたところ、わたしの入っている保険の内容なら「2回目の予定帝王切開でも保険金は下りる」とのこと。(明言はできない、とおっしゃってましたが…)

そして、わたしが今、計画帝王切開で出産して8日間入院した場合、2つの保険で合計50万円弱の保険金が下りることがわかりました。

  • 出産育児一時金:42万円
  • 港区による助成金:31万円
  • 民間保険:50万円弱

つまり、合計120万円くらいまでなら「自己負担なし」で出産できることがわかりました!!

これだけあれば、東京でもどこで産んでも金銭的負担はとても軽くなります。

値段によっては、通っていた愛育病院以外で産むことも考えていましたが…東京で産むとしても、このまま病院を変えずに済みそうだ、とホッとしました。

これがわかったことで、「東京で産む」という選択肢が、より現実的になりました。

③保育園に通わせ、「長男くん最優先」をムリなく実現するため

イヤイヤ期にも突入したことで、長男の育児が未だかつてないほどハードモードに。

長男を連れて里帰りしたら、もちろん保育園には通わせることはできません。

イヤイヤ期の長男と、里帰り中の2ヶ月間ずっと家で一緒だなんて…厳しすぎる!!!!

その上、産後に「弟」という新しい存在が突然やってきて困惑するだろう環境で、イヤイヤ期の長男くんの精神面がさらに不安定になる可能性もありました。

いろんな先輩方から、2人目の産後は「上の子最優先で過ごす」ことを強くおすすめされ、もちろん、そうする気でいたのですが…

  • 産後の超不安定な自分の精神状態(ホルモン的な面)で、
  • 新生児のお世話をしつつ、
  • しかもイヤイヤ期な長男の心のケアにも気を配り最優先で一緒にいる、

…というのは実はものすごくハードルが高いことなのでは…?

果たしてそんなの可能なのか…?

よーく自分のキャパシティを考えてみたら、正直、全然自信がありませんでした。(今すでに参ってるのに…💦)

どこかのタイミングで、発狂しそう…。

いや、絶対にする。

そして、長男くんに寂しくて悲しい思いをさせてしまうかもしれない…。

…でも!!

長男くんが、日中保育園に通ってさえくれれば…、

「長男と一緒に過ごす時間は限られてる(朝&夕方〜夜のみ)。だから、その間は長男最優先にしよう」

と、自分の中でメリハリをつけて過ごせる気がしました。

長男くんの中でも、保育園に通っている間は「弟」の存在に脅かされる(?)ことなく、心穏やかに過ごせる。

そして家では、ちゃんとママが自分のことを最優先で過ごしてくれる。(=ママと一緒にいられる時間は、ママはずっと自分の方を見ていてくれる)

それって、長男くんにとっても、自分にとっても、良いことなのでは。

…そんなわけで「産前産後だからこそ、保育園…やっぱり通わせたいな。」と思うようになりました。

④長男の生活リズムを崩したくないから

里帰りする方の中には「地元の保育園に2ヶ月間通わせた」という方もいて、ブログも色々読みました。

それも、選択肢としてはアリだったので調べたのですが…

里帰り先である愛知県刈谷市に問い合わせたところ、里帰りで連れてきた子供は、愛知県刈谷市では「一時保育」しか利用できないとのこと。

一時保育は1ヶ月間の利用頻度に限りがあり、また保育園によっては予約が埋まっていることもあるので、預けるとなると毎回違う保育園の一時保育サービスに通わせることになりそうでした。

長男は、つい2ヶ月前の4月から保育園(1歳児クラス)に入り、やっと慣れてきた(朝預ける時に泣かなくなった)ばかり。なので、突然「毎日知らない場所に預けられる環境」に置かれるのは、負担が大きいだろうな、と思いました。

かといって、実家の母も用事があって預けないといけない日もあるので、そこは長男が我慢することになってしまう…

そして、何よりも心配だったのは、せっかく慣れてきた東京の保育園から離れさせてしまうこと。「毎日、同じ保育園に通う生活」を崩してしまうことでした。

「子供は慣れるのは早い」とは言いますが…、

住む場所が変わり、

保育園も毎回変わり、

母には入院中の8日間一切会えず(予定してた産院では子供の面会はNG)、

しかも会えたと思ったら「弟」という新キャラの登場もあり…

まだ2歳のこの子にはあまりにも「変化」が多いし、荷が重すぎるのでは?という心配がありました。

「家族に弟がやってきて、両親の愛を独り占めできなくなる」ということだけでも、この子にとっては、とても大きな変化になるはず。

だったら、そのほかの生活リズムはなるべく崩さないであげたいな、と思うようになりました。

⑤東京で産んでも、家事の負担はあまりなさそうだった

東京で産んだ場合、金銭面の次に負担になるのは「家事」の負担でした。

実家だったら、上げ膳据え膳。

な〜〜んにもしなくてもいいので、超楽ちん・ありがたや状態。

でも「里帰りしない」となると、そうはいきません。

夫はいつも仕事から早く帰って来るし、家事もわたしよりできるくらいなので、晩ご飯などはあまり心配ありませんでした。

面倒臭がりすぎて、洗濯や掃除関係も「家電の力」に頼って元々極力なくしていたので、毎日やらなきゃいけない家事といえば実質「ご飯の用意」くらいでした。

それでも、おそらく遅くなる日もたまにはあるだろうし、朝昼のわたしのご飯もあるし…←それすらままならない自信があった。笑

世の中には、退院後すぐに家事もしっかりやるスーパーウーマンもいるようですが…わたしには絶対に無理です。(できるだけ、そうさせるべきでもないとも思う😂)

あと産後1ヶ月は新生児を外に連れ出せないので、「長男くんの保育園のお迎えはどうしよう?」など考えるべきことはたくさんありました。

が。

保育園の延長保育も可能だということがわかり、

さらに母と相談した結果、母がこちらに何度も長期(1週間など)で来てくれてサポートしてくれることになりました。(ありがたや…!!!)

母的にも、日中長男くんが保育園に行ってる分は楽できる、とのこと。

じゃあ、夫が忙しくて遅くなり、母も東京に来られない時は…?

そうして調べたところ、港区が提供している育児助成やサポートの種類もたくさんあり、産前産後は、超格安で家事代行を頼むことができることもわかりました!(1時間750円ほどで。)

夫や母が頼れない間は、そういう公的なサービスをフル活用しつつ、延長保育も利用すれば、なんとかやっていけそうだ!と光が見えてきました。

産後の自分の能力とキャパシティーは、可能な限り低く低〜〜く見積もっていく方針です。笑

そんな「低〜〜く見積もった自分」でもやっていけそうだ、と感じられたのは、安心材料としてとても大きかったです!

里帰り出産を「やめる」と決めたら…とても楽になった

そんなこんなで、

「里帰り、やめようかな…」と思って夫に相談した翌日には、

1日かけていろんな情報を調べ上げ、問い合わせしまくり、母とも相談し、その日の夜までには心のなかで

「よし、里帰りやめよう!!」

と、ほぼ100%決めていました。(あとは愛育病院で分娩予約さえ取れれば100%に。)

そして、

「やめる」と決めたら、不思議なことにどんどん心が軽くなっていきました。

  • 長男くんに、ずっと同じ生活リズムで過ごさせてあげられること
  • 保育園に通わせられること
  • 入院直前まで、今までと同じように自由に過ごせること(仕事はありますが笑)

そういうこと一つ一つに、安心できました。

 

やめると決めるまでにも「東京で産む場合のシミュレーション」を進めて情報を集めたり、いろんなところに連絡をとることで、

  • 金銭面の負担が思ったよりも少ないこと、
  • 母がこちらにきてサポートしてくれると言ってくれたこと、
  • 産後の区の公的サポートがすごく手厚いこと

などいろいろなことがわかってきて、一つ一つ知るたびに、心は軽くなりました。

 

東京で産むことを選択肢として全く考えていたかった(自分にとっては「あり得ないこと」だと思っていた)から、まったく情報を集めをしてなかったけど、情報を集めて比較して、メリット・デメリットを明確にすることで、

「今の自分の家族にとって、ベストな方法はなんだろう?」

と、冷静に考えられるようになった気がします。

里帰りをやめた一番の理由

今回、里帰りをやめた一番の理由は、

「長男が、イヤイヤ期に(突如)突入したから」

というのが、やっぱり一番大きいです。

それによって、わたしの中で、

「里帰り中(2ヶ月間)、保育園ナシで長男育児&弟誕生による心のケアを同時進行すること」

への自信は、(母のサポートを加味したとしても)ポッキリとヘシ折れ、

そんな状態の長男を、さらに「自分の都合(第二子の出産)で振り回して、不安定にすること」が本当に今いいのかどうか、考え直すきっかけになりました。

東京での出産にかかる負担額は決して少なくはないけれど、助成金や保険金も頼れるし、

その「負担」といろんな「問題」を天秤にかけた時、

今のわたしたち家族にとっては、東京で産むのがベストだ、と判断しました。

  • 今回の出産によって、長男を不安定にさせないこと
  • わたし自身も、余裕のある生活・育児ができること
    (→長男への接し方にもきっと現れてくる)

これが、今回の「里帰りするか・しないか問題」において、わたしが最優先したいことでした。

もちろん「無事産むこと」もですが。笑

「自分」と「長男」のことを第一優先で考えた

ここで、「夫」や「わたしの母」についての負担はあまり考えてないように見えますが…

実際、決断の際には、あまり考えていませんでした。

夫的には、もしかしたらわたしたちが実家に里帰りしていた方がちょっとした人生の息抜きになったかもしれませんが(笑)、わたしたちが東京にいてもまた新しい家族を迎える喜びを共有して、しっかり育児してくれるでしょう。

母は、今は縛りのある仕事はしていないので、元々(里帰りしようとしまいと)産前産後の2ヶ月間はわたしたちを最優先で過ごす予定でいてくれました。

幸い「愛知↔︎東京」間は新幹線でたったの1時間半で移動できるので、実家の方で用事がある時は母はささっと帰れます。(チケット代は、もちろんわたしたち負担で!)

今住んでいるエリアは東海道新幹線の出ている品川駅にも近いので、ラッキー。

そしてなによりも、

二人とも、里帰りや出産については

「あなたが自分にとって一番だと思う方法を選べばいい」

とわたしの意向を最優先してくれていて、心からそう言ってくれているのがこちらにも伝わっていたので、思いっきりその言葉を真に受けて、甘えることにしました。

 

今回、里帰りをする直前にやめにしたので、母はきっと、家の中をかなり頑張って「妊婦の娘、長男くん、新生児が安心して暮らせるように」と掃除してくれていたと思います。

夫も、わたしたち(私&長男)が2ヶ月間いない前提で仕事の予定を立てたり、こちらに来る日程を調節していたと思います。

それが、わたしの決断ひとつで一気に変わってしまいました。

2人のこれからの2ヶ月間の生活も、ガラッと変わります。

夫なんて「2ヶ月間一人暮らし」の予定だったのが、「5人暮らし(私、長男、生まれる次男、私の母、夫)になりますし…

それでも、わたしの突然の心変わりを、二人とも「うん!OK!」と快く受け入れてくれたことには、本当に感謝しなきゃなあ、と感じています。

 

そんな二人に感謝しつつ、最優先したのは長男とわたしのことなので、

最終的に「長男にとって」、そして「わたし自身にとって」、いい選択ができた!!と思えるといいなと思っています。